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【2026年版】成人祝いは18歳?20歳?どっちで渡すのが正解?相場とのしのマナー完全解説

成人祝いは18歳?20歳?どっちで渡すのが正解?相場とのしのマナー完全解説
マナー研究所長

年明けは成人式ですね。2022年の民法改正で「18歳成人」になりましたが、お祝いを渡すタイミングにお悩みではありませんか?

叔父

そうなんです! 甥っ子が今年20歳になるんですが、「あれ?法律ではもう成人してるよね?今さらお祝い渡していいの?」って混乱していて…。18歳の時は何も渡してないし、どうすればいいんでしょう?

「成人年齢は18歳になったけれど、式典は20歳で行う」。 このねじれ現象のせいで、ここ数年、お祝いを贈る側(祖父母・おじおば)が大混乱に陥っています。

結論から言うと、「お祝いは20歳(式典の時)で渡す」のが現在の主流であり、マナー違反にはなりません。

この記事では、ギフトマナー研究所が「令和の成人祝いの正解タイミング」と、絶対に喜ばれる「一生モノのギフト」を解説します。

まずは、迷えるあなたのための「結論」です。

成人祝いの正解ルール
  • いつ渡す?: 多くの自治体が「20歳」で式典を行うため、**20歳の1月(成人式)**に渡すのが一般的。
  • 18歳で渡してない場合: 「20歳のつどい(式典)」のお祝いとして、今渡して全く問題ありません。
  • 金額相場: 甥・姪なら「1〜3万円」。祖父母なら「3〜5万円」。
目次

成人祝いは「18歳」か「20歳」か?今の常識はこれ

法律が変わっても、世間の感覚や式典の実態はすぐには変わりません。現状の「多数派」を知っておきましょう。

法律は18歳だが、お祝いは「20歳(式典)」が主流

民法上は18歳で成人ですが、多くの自治体では1月に行う式典を「成人式」から「二十歳のつどい」などの名称に変えて、これまで通り20歳を対象に開催しています。

18歳の1月は「大学受験」や「就職活動」の真っ只中。本人たちも忙しく、お祝いムードになりにくいのが実情です。 そのため、お酒も飲めるようになり、晴れ着を着て友人と集まる「20歳のタイミング」でお祝いを渡す家庭が圧倒的に多いのです。

高校卒業(18歳)と重なるため注意

18歳のタイミングで渡す場合、「高校の卒業祝い」や「大学の入学祝い」と時期が被ってしまいます。 これらをまとめて「お祝い」とするケースもありますが、金額が大きく見えるため、あえて「18歳では進学祝い」「20歳では成人祝い」と分ける方が、贈る側・もらう側双方にとって負担が分散されます。

結論: 18歳の時に特にお祝いをしていないなら、「20歳の今」が渡すラストチャンスです。堂々と渡してあげましょう!

恥をかかない「金額相場」の関係性別リスト

成人祝いは、相手との関係性によって相場が決まっています。少なすぎるとガッカリされ、多すぎると親御さんに気を使わせてしまいます。

孫へ(3万〜5万円)

祖父母から孫へは、3万円〜5万円が相場です。 もし、振袖やスーツの購入費用を負担している場合は、それがお祝いとなるため、別途現金を包む必要はありません(渡すとしても1万円程度のお小遣いでOK)。

甥・姪へ(1万〜3万円)

叔父・叔母から甥っ子・姪っ子へは、1万円〜3万円が目安です。 学生の場合は1万円、すでに社会人として働いている場合は3万円など、相手の状況に合わせて調整しましょう。

知人のお子さんへ(5,000円〜1万円)

親しい友人のお子さんなどの場合は、相手が恐縮しないよう5,000円〜1万円程度に留めます。現金ではなく、同額程度の「品物(ボールペンなど)」を贈るのもスマートです。

のしの書き方とマナー

現金を包む場合も、品物を贈る場合も、正しい「のし」のマナーが必須です。

表書きは「祝御成人」または「御成人御祝」

  • 表書き(上段): 「祝御成人」「御成人御祝」またはシンプルに「御祝」
  • 水引(みずひき): 何度あっても嬉しい「紅白の蝶結び」

渡すタイミングは「式典の前日」までに

成人式(二十歳のつどい)の当日は、朝から着付けや同窓会でバタバタしています。 できればお正月に親戚が集まった時か、遅くとも式の前日までに渡すのがマナーです。遠方の場合は、年末のうちに現金書留や配送の手配を済ませましょう。

【男女別】20歳に贈って喜ばれる「一生モノ」のギフト

成人祝いには、「大人の仲間入り」を象徴するアイテムが選ばれています。 現金+αのプレゼントや、記念に残る品物を探している方へ、間違いのないギフトを厳選しました。

【女性へ】大人の必需品「パールネックレス(真珠)」

大人の女性として、冠婚葬祭(結婚式やお葬式)で必ず必要になるのが「本真珠のネックレス」です。 自分ではなかなか買えない高価なものだからこそ、成人祝いとして祖父母や親から贈られると一生の宝物になります。 最近は、カジュアルにも使える一粒パールなども人気です。

【男性へ】ビジネスで使える「ブランドボールペン・万年筆」

男性には、就職活動やビジネスシーンで使える「高級ボールペン」が鉄板です。 特に「パーカー(PARKER)」「モンブラン」などの老舗ブランドは、胸ポケットに差しているだけで「仕事ができる男」に見せてくれます。名入れをして贈れば、特別感もひとしおです。

【お酒】20歳になった記念に「生まれ年ワイン」や「名入れ酒」

20歳ならではのギフトといえば、やはり**「お酒」です。 「20年間ありがとう」という気持ちを込めて、本人が生まれた年のヴィンテージワインや、名前と日付を刻印した記念ボトル**を贈ってみてはいかがでしょうか。 「初めてのお酒は、家族と一緒に」という体験は、何よりの親孝行になります。

【まとめ】大人の仲間入りを祝う気持ちが一番

制度が変わっても、「子供が大人になったことを祝う」という日本の美しい文化は変わりません。

18歳でお祝いしそびれてしまった方も、気にせず「20歳のお祝い」として渡してあげてください。 「立派になったね」という言葉とともに手渡されるギフトは、彼らにとって大人の社会へ踏み出すための大きなエールになるはずです。

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この記事を書いた人

花村礼司(ギフトマナー研究所所長)のアバター 花村礼司(ギフトマナー研究所所長) 贈答マナー解説・ギフトコンシェルジュ

「失敗しない贈り物」と「心が伝わるマナー」の教科書。 古くからのしきたりや百貨店の贈答ルールをベースに、現代のライフスタイルに合わせた最適なギフト情報を発信しています。 「いつ?いくら?何を送る?」の疑問を解決し、あなたの大切な人間関係をつなぐお手伝いをします。

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