マナー研究所長甥っ子さん、姪っ子さんの大学合格、おめでとうございます! いよいよ大人の仲間入りですね。



ありがとうございます。でも、何をあげればいいのかサッパリで…。腕時計や万年筆はもう使わないって聞くし、かといって現金だけ渡すのも「味気ない」って思われないか心配で。
その悩み、非常に分かります。 18歳(成人)を迎えたZ世代の若者は、デジタルネイティブであり、自分のスタイルをしっかり持っています。 そのため、良かれと思って選んだブランド物の財布や時計が、「趣味じゃないからメルカリ行き」という悲しい結末を迎えることが多々あります。
では、絶対にハズさない「正解」は何なのか? 多くの大学生が口を揃えて言う答えは、「新生活の資金(現金・ギフト券)」です。
この記事では、大学祝いの「恥をかかない金額相場」と、現金だけでは物足りない人のための「センスあるプラスワンの贈り物」を紹介します。
- 本音No.1: 教科書、PC、家具…とにかくお金がかかるので「現金」が最強。
- 相場(甥・姪): 1万円〜3万円(親しい間柄なら5万円)。
- 相場(孫): 5万円〜10万円(PC代の足しとして)。
- センス枠: 「Amazonギフト券」や「ワイヤレスイヤホン」。
なぜ大学生への祝いは「モノ」より「カネ」なのか?
「お祝いに現金を渡すなんて、心がこもっていないのでは?」と躊躇する年配の方は多いです。 しかし、大学入学の実情を知れば、その考えは変わります。
入学時は「人生で一番お金が飛んでいく」時期だから
大学入学には、学費以外にも驚くほどお金がかかります。
- ノートパソコン(15万〜20万円)
- 英語や専門書の教科書代(数万円)
- 一人暮らしの敷金・礼金・家具家電(50万円〜)
- スーツ、カバン、通学定期…
本人も親御さんも、金銭的な不安がピークに達しています。 そんな時、使い道が限定される「高級な置時計」をもらうのと、何にでも変えられる「3万円の現金」をもらうの。どちらが**「真の優しさ」**でしょうか? 答えは明白です。
18歳はもう「大人」。選択肢を与えるのが敬意
彼らはもう子供ではありません。自分の必要なものは自分で選べます。 「おじさんが選んだ時計を使いなさい」と押し付けるのではなく、「これで必要なものを揃えなさい」と選択肢(軍資金)を渡すことこそが、新成人への最大のリスペクト(敬意)なのです。
【続柄別】大学合格祝いの金額相場
では、いくら包めば良いのでしょうか? 子供の頃より金額は上がります。
| あなたの立場 | 相場 | 備考 |
| 祖父母 | 50,000円〜100,000円 | PCや家具の購入資金として。 |
| 叔父・叔母 | 10,000円〜30,000円 | 気持ち程度なら1万円でもOK。 |
| 兄弟・姉妹 | 5,000円〜10,000円 | 無理のない範囲で。 |
| 知人・友人 | 5,000円〜10,000円 | 品物で渡すのが一般的。 |
※「4(死)」や「9(苦)」のつく金額は避けます。 ※現金を渡す場合は、必ず「紅白の蝶結び」のご祝儀袋に入れましょう。
現金は生々しい…という人の救世主「Amazonギフト券」
「現金をそのまま渡すのは、親戚の手前ちょっと…」という場合に最強の選択肢となるのが、「Amazonギフト券」です。
なぜ大学生にAmazonギフト券がウケるのか?
今の大学生にとって、Amazonは生活インフラです。 教科書も、水や洗剤などの日用品も、講義で使うガジェットもすべてAmazonで揃います。 図書カードでは本しか買えませんが、Amazonギフト券なら「新生活のすべて」が買えるのです。
プレゼント用に特化した「ボックスタイプ」を選べ
コンビニで売っているカードタイプではなく、Amazon公式サイトで買える「ボックスタイプ(化粧箱入り)」を選びましょう。 箱代はなんと無料。見た目は立派なプレゼントですが、中身は実用的なマネー。これぞ現代のギフトの最適解です。
現金以外ならこれ!18歳が喜ぶ「実用的な」プレゼント3選
「どうしても記念に残る品物を贈りたい」という方へ。 タンスの肥やしにならず、毎日ガシガシ使ってもらえる「大学生の必需品」を3つ厳選しました。
1.ワイヤレスイヤホン(AirPodsなど)
通学中、オンライン授業、Web会議。現代のキャンパスライフにおいてイヤホンは「体の一部」です。 特にiPhoneユーザーが多い大学生には「AirPods」、こだわり派には「Sony」などのノイズキャンセリング機能付きモデルを贈れば、英雄扱いされます。
2.ブランド物の「ボールペン」(就活まで使える)
講義のノートはPCやiPadで取ることが増えましたが、テストや書類作成、そして数年後の「就職活動」では必ず良いボールペンが必要になります。 「PARKER(パーカー)」や「CROSS(クロス)」などの落ち着いたブランドペンは、大人の身だしなみとして一本持っておきたいアイテムです。
3.一人暮らし用の「電気圧力鍋」や「ケトル」
実家を出て一人暮らしを始める子には、自炊を助ける調理家電が喜ばれます。 特に、材料を入れるだけで料理ができる**「電気圧力鍋」や、すぐにカップ麺が作れる「電気ケトル(T-falなど)」**は、忙しい学生生活の命綱になります。
大学入学のお祝いは、子供扱いする「お小遣い」ではなく、自立した大人への「新生活支援金」です。
「何に使ったか」なんて聞くのは野暮。 「これで必要なものを揃えて、大学生活を思いっきり楽しみなさい!」と、ドーンと現金やAmazonギフト券を渡すのが、一番カッコいい叔父さん・叔母さんの姿ですよ。











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