【2026年版】入学祝いの金額相場は？甥・姪・孫に「現金かプレゼントか」迷った時の正解マナー

春は出会いと別れ、そして新しいスタートの季節です。 特に親戚のお子さんやお孫さんの「入学」は、一族にとっても大きな慶事。しっかりとマナーを守ってお祝いしたいですよね。

しかし、入学祝いは年齢（小学校〜大学）によって相場が大きく変わるため、非常に悩みやすいテーマでもあります。

この記事では、ギフトマナー研究所が「年代別の入学祝いの相場」と、現金か品物かで迷った時の「スマートな解決策」を解説します。

まずは、忙しいあなたのための「結論」です。

入学祝いは「いつ」渡す？意外と早い準備スケジュール

入学祝いは、「入学式当日」に渡せば良いと思っていませんか？ 実はそれでは「遅い」のです。

基本は「3月初旬〜中旬」（入学式の2〜3週間前）

入学を控えた家庭は、制服、カバン、体操着、教科書など、とにかく物入りでお金がかかります。 そのため、お祝い（特にお金）は「入学準備に役立ててもらう」ために、早めに渡すのが最大のマナーです。

目安としては、3月初旬〜中旬（入学式の2〜3週間前）には相手の手元に届くようにしましょう。

のしの表書きは「祝 御入学」

• 表書き（上段）： 「祝 御入学」「御入学御祝」
  • ※4文字は「死文字」として嫌う方もいるため、気になる場合は「御入学 御祝」とスペースを空けるか、「入学御祝」とします。
• 水引（みずひき）：「紅白の蝶結び」
  • 何度あっても嬉しいお祝いなので、結び直せる蝶結びを選びます。

【相手・学齢別】恥をかかない金額相場リスト

「少なすぎてケチだと思われたくない」「多すぎて親御さんに気を使わせたくない」。 そんな悩みを解決する、現在の一般的な相場リストです。

	甥・姪へ	孫へ	知人のお子さん
小学校	5,000円〜1万円	1万円〜3万円	3,000円〜5,000円
中学校	1万円〜3万円	3万円〜5万円	5,000円〜1万円
高校	1万円〜3万円	3万円〜5万円	5,000円〜1万円
大学・専門	1万円〜3万円	5万円〜10万円	1万円

※「4（死）」や「9（苦）」のつく金額は避けるのがマナーです。

※親族間で「お互い一律1万円にしよう」などのルールがある場合は、それに従いましょう。

現金と品物、どっちがいい？

「現金を渡すのは生々しいから、品物の方がいいのかな？」と迷う方も多いですが、実際のところどうなのでしょうか？

基本は「現金」が一番喜ばれる

身も蓋もない話ですが、親御さんからすると「現金が一番助かる」のが本音です。 ランドセルや学習机などは、祖父母が買う約束をしていたり、子供なりのこだわりがあったりするため、相談なしに品物を贈ると「被ってしまう」リスクがあります。

迷ったら「現金（ご祝儀袋）」を選べば間違いありません。

現金だけだと味気ない？「図書カード」や「文房具」を添えるテクニック

「お金だけ渡すのはちょっと冷たい気がする…」という場合は「現金 ＋ 1,000円程度のプチギフト」の組み合わせが最強です。

• 現金：親御さんのため（準備費用）
• プチギフト：子供本人のため（ワクワク感）

例えば、「図書カードNEXT」や「名入れの鉛筆」などを添えて渡すと、非常に気が利いた印象になります。

【学齢別】現金以外で絶対に喜ばれるプレゼント

「お祝いは品物で贈りたい」「現金に添えるプラスワンを探している」という方へ、絶対に外さない鉄板ギフトを紹介します。

【小学生へ】名入れ鉛筆・色鉛筆

小学生へのギフトで不動の人気No.1は「名入れ鉛筆」です。 小学校では鉛筆は毎日使う消耗品。名前を書く手間も省けるため、親御さんからも大絶賛されます。少し高級な「三菱鉛筆 uni（ユニ）」や、色鉛筆のセットがおすすめです。

【中高生へ】電子辞書・高級シャープペン

勉強が本格化する中高生には、学習効率を上げるアイテムが喜ばれます。 特に「電子辞書（カシオ EX-wordなど）」は、学校指定のモデルを確認した上でプレゼントすると非常に喜ばれます。 もっと気軽に贈るなら、1本数千円する「高級シャープペン（スマッシュやカヴェコなど）」が、中高生の男子の間でブームになっています。

【大学生へ】新生活家電・Amazonギフト券

一人暮らしを始める大学生には、電気ケトルやドライヤーなどの**「新生活家電」が実用的です。 しかし、一番のおすすめは「Amazonギフト券」です。 「教科書も買えるし、日用品も買える」。用途が無限大なAmazonギフト券は、デジタルネイティブ世代にとって現金以上に使い勝手の良い「神ギフト」です。